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最悪 奥田英朗 [読書]

091124_0158~01.jpg連休中は特に用事がなかったので[本]ばかり読んでました。内容はクライムノベルやミステリーで読後感が割と重いものばかり。

この連休はヘビーやった・・・

というわけでまずは表題の「最悪」。

作者や小説については全く知らなかったので、いつものように先入観なしで読み始めました。

この小説は無縁だった三人の登場人物について、それぞれ別々に話が進んでいき、あるところで交差するという内容なので、途中までは3つのストーリーが展開しているのですが、それらの話がまあ暗い。まさに「最悪」。

救いはあるのかなあと思いながら読み続けましたが、これが本当に救われない方向にどんどん進んでいき、このまま終わったらこの人らの人生最悪なままやで、という感じでした。

小説自体はすごく読みやすく、途中でやめられませんでしたが、読んでる最中は途中で胃が重くなる感じでした。しかし、三人の登場人物がそれぞれの最悪を迎えながら、本当の最悪のままで終わらなかったので(個人的にはそう思ってます)、読後感はそんなに悪くなかったです。(スッキリ!という感じでもなかったですが・・・)

ただ、関西弁を話す人物が悪者にされているのが少し気に入りませんでしたが・・・[パンチ]


最悪 (講談社文庫)


タグ:犯罪小説
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